そろばんは、日本の伝統的な計算道具であり、現代でも多くの人に親しまれています。そろばんを教える先生や指導員になるには、どのような資格やスキルが必要なのでしょうか?また、そろばんの先生や指導員として働く場合、どのくらいの収入が見込めるのでしょうか?さらに、そろばんの先生や指導員を志望する場合、履歴書にはどのようなことを書くべきなのでしょうか?この記事では、そろばんの先生・指導員になるために知っておきたい情報をお伝えします。
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そろばんの先生は何段から?
そろばんの先生になるには、どのくらいの段位が必要なのでしょうか。実はそろばんの先生に必要な資格はありません。が、生徒を集めるためには、自分の実力をアピールできる段位があった方が良いでしょう。一般的には、教室を開く目安として3級から2級以上が推奨されていますが、現場目線では段位を持っておいた方が望ましいと言われています。段位は10段まであり、高い段位を取得するには、多くの時間と努力が必要です。そろばんの先生として働きながら、自分のスキルも向上させていくことが大切です。
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そろばんの先生の収入はどのくらい?
そろばんの先生として働く場合、収入は働き方や集客力によって大きく変わります。一般的には、そろばん教室を開くか、他人が運営する教室や塾で講師として働くか、家庭教師として個別指導を行うかの3つの方法があります。それぞれにメリットやデメリットがありますが、平均的な収入相場は以下の通りです。
そろばん教室を開く場合
- 団体や協会に加入して教室を運営する場合、生徒数15名で月収約70,000円前後 です。団体や協会に登録料や更新料などを支払う必要がありますが、集客や運営のサポートを受けられます。
- 個人で教室を運営する場合、生徒数15名で月収約75,000円前後です。団体や協会に支払う費用はありませんが、集客や運営は自分で行わなければなりません。
他人が運営する教室や塾で講師として働く場合
- 時給は1,000円から2,000円程度です。自分で教室を開かなくても働けるメリットがありますが、収入は低めです。
家庭教師として個別指導を行う場合
- 時給は2,000円から4,000円程度です。自分のスケジュールに合わせて働けるメリットがありますが、集客や指導内容は自分で決めなければなりません。
以上のように、そろばんの先生の収入は様々です。自分の目標や希望に合わせて、最適な働き方を選ぶことが大切です。
そろばんを教える指導員としての資格は?
そろばんの先生をサポートする指導員としての資格は、一般的にはそろばん検定やそろばん指導者検定などの試験に合格することで取得できます。しかし、これらの資格は必須ではなく、実際にそろばんを教える能力や経験があれば、資格がなくても指導員として活動できる場合もあります。そろばんを教える指導員になりたい場合は、まず自分のそろばんのスキルを高めることが大切です。また、そろばん教室や学校などで実際に指導の仕事を体験することも有効です。そうすることで、そろばんを教える指導員としての資格や能力を身につけることができます。
そろばんの資格について
資格の種類は?
そろばんの資格としては、日本珠算連盟(日珠連)と全国珠算教育連盟(全珠連)が主催する検定試験が有名です。これらの検定試験は、珠算と暗算の2種類があり、それぞれに級と段位が設定されています。日珠連は級が1~10級(準1~準3級もあり)、段位が準初段~十段です。全珠連は級が1~15級(準1~準6級もあり)、段位が初段~十段(準初段~準六段もあり)です。日珠連の方が難易度が高く社会的な評価も高いと言われていますが、全珠連の方が試験の頻度が多く挑戦しやすいです。
資格に期限はあるの?
そろばんの資格に期限はあるのでしょうか。そろばんの資格は、珠算や暗算の検定試験に合格して得られるものですが、日本珠算連盟(日珠連)と全国珠算教育連盟(全珠連)で以下の違いがあります。
日珠連では、それぞれの種目毎の段位については、2年間(施行済みの直前5回の試験まで)有効となっています。つまり、2年以内に次の段位を取得しないと、前回取得した段位が無効になります。級については期限はありませんが、3級以上は商工会議所で受験する必要があります。
全珠連では、級や段位に期限はありませんが、受験する際には最新版の検定規則を確認する必要があります。また、全珠連では伝票算や開平法などの科目も選択できるため、試験内容が日珠連よりも多岐にわたります。
そろばんの資格は公的資格の一つですから、履歴書に書くことができます。持っていると数字に強い人として高く評価されるでしょう。とはいえ、資格として社会的に認められるのは概ね3級以上ですから、履歴書に書くなら最低でも3級は取っておきたいところです。
そろばんの先生になる準備
そろばんの資格の正式名称
そろばんの資格の正式名称は、日本商工会議所と日本珠算連盟が共催している「日本商工会議所主催珠算能力検定」です。この資格は、そろばんを使って計算能力と暗算能力について問うことを目的とした資格試験で、1級から10級までの級位と、準1級から準3級までの準級位があります。また、日本珠算連盟が独自に実施している暗算検定もあり、初段から十段までの段位があります。この資格は、計算力や想像力を高めるだけでなく、履歴書に書くこともできる有用な資格です。
そろばんの資格の履歴書の書き方
そろばんの資格を持っているということは、計算能力や集中力、記憶力などをアピールできると言われています。しかし、履歴書にそろばんの資格を書くときには注意が必要です。そろばんの資格には、日本珠算連盟と全国珠算教育連盟の2種類があり、それぞれに正式名称があります。履歴書に資格を書くときは、正式名称で書く必要があります。また、1級以上の資格であれば書いてもよいとされていますが、それ以下の資格は書かない方がよいでしょう。そろばんの資格は、就職活動において有利になるものではありませんが、自分の特徴や個性を表すものとして書くことができます。
そろばんの先生・指導員になるには何段必要?収入は?履歴書の書き方は?まとめ
以上、そろばんの先生・指導員になるためのいくつかの疑問について解説してきました。
そろばんの先生になるには、必須の資格はありませんが、集客や信頼度を高めるために、ある程度の級位や段位を持っておくことが望ましいです。
また、協会や団体への加入も必須ではありませんが、教材やカリキュラムの提供、検定試験の受験などのサポートを受けられるメリットがあります。
そろばんの先生は、自分で教室を開くこともできますし、塾や家庭教師として働くこともできます。
働き方の幅が広い分、自分に合った方法を見つけて、そろばんの魅力と教育効果を伝えていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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